そして誕生日だってのに一人で映画を見に行くという・・・
その見た映画というのは「セデック・バレ」
前後編計4時間弱という大作。いやぁ見応えがありました。
どんな映画かと一言で纏めると、
「日本統治下台湾での原住民による抗日蜂起を描いた映画」
なのですが、それだとただの反日蛮族映画だと思われるので軽く説明を。
この映画は実際に日本統治下の台湾で起こった霧社事件という出来事を元に作られています。
普通、霧社事件なんて台湾の歴史を調べた人間しか知りませんね。
学校で習う歴史や地理じゃ台湾が日本に統治されてた事なんて教科書に数行でしか書かれてない上に台湾が漢人(本省人・外省人)・原住民の多民族国家であることすら書かれてないし、そんな教育で育った子は台湾を中国の一部とすら思ってるのである。
話が多少逸れたので映画について。
出演者の演技やアクション・演出・音楽ともに素晴らしい出来の本作。
ウェイ・ダージョン監督の前作「海角七号」が戦闘シーンとか無い映画だったのでこんな映画も撮れるのか、と思いながら見てました。
ストーリーに関しては多少の脚色は含まれているのであろうけど、本作は史実を元に作られている為、日本人が必ずしも悪ではない、という描かれ方です。某国の映画だと問答無用で悪役にされて歴史まで捏造されちゃうのにねw
日本は近代化の為に台湾を原住民まで文明化させる為、蜂起するセデック族を鎮圧せねばならず、セデック族達は先祖から受け継いだ伝統と戦士の誇りをかけて強大な日本軍に立ち向かう・・・両者とも雄々しく、哀しく、そして色々と考えさせられます。
・落書き
原住民の戦士的な。
現在「タカサゴウォーリアー(仮)」という小説の構想を練っており、そのキャラクターとして考えたモノ。
セデック・バレの戦闘シーンがかなり参考になったので、いつかコミティアとかWEB上で発表できるかも。
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